夢想家

夢の続き

18年間とインターミッション

今日はA2のテストが終わった。別にものすごい忙しかったわけでもなく、5科目だけである。ただ突然Toeflを受けたから実質6科目になったみたいなところはある。忙しくなかったかというとそれはそれで嘘で、学部に入ってテストを受ける度に怠惰な性格になってしまって、段々と事前に勉強しないようになったので、単純に前日の勉強量が異常に増えていって困ったなあという感じにはなっている。前日に勉強すれば間に合うと思ってしまうと、勉強しなくなってしまうよね。今回も完全にそれ。正確にはレポートとかがあって純粋に忙しかったというのもあるけど。まあそんなことは置いといて、ここで言いたいのはA2のテストが終わったということになる。もしすべての単位を回収できていたら、これで78単位を回収できたことになる。経済学部は80単位を集めれば卒業できるので、残るは2単位ということになる。2単位ということは経済学部においてはそんなに苦労せずにとれる。多分。そして、留年をする可能性を残すために、単位は意図的に残しておかなくてはいけない。東大の場合、単位を取り切って卒業の要件を満たしてしまうと、留年したいって言っても卒業になってしまうんですね。留年したい人は気を付けてください。そんなにいないかもしれませんが。そして、ゼミは一応あるんだけど、自分は自主ゼミに入っていて、単位が出ない代わりに隔週にしかない。更に言えば、自主ゼミだからぶっちゃけ休んでも問題がない、ここだけの話。

というわけで、本日をもって実質的に学校というものから解放される。自分の場合には幼稚園に通っていたから、3歳のころからほぼ毎日学校に通っていたことになる。それが本日で終了である。18年間にもなるのか。20歳と少しの中での18年。あまりにも長かった。別に幼稚園の頃とかはそんなに記憶もないわけで、別に長かったなあと初心に帰ることはないのだけど。単純に18年間という年月を見ると長かったんだなと感じる。2歳までなんてほとんど記憶はないのだから、学校に行くというのが自然の状態になっていた。毎日、とりあえず朝起きて学校に行くっていう生活が終わるってことだ。ちょっとした感慨深さがある。一つの区切りみたいなのが自分にできた。多分もう少しで就職することになるから、そしたらまた毎日仕事に行くという生活が始まるので、それまでの少しの間の休憩。社会がこのままの状態で行けば、数十年は毎日朝起きて仕事に行くという生活をする羽目になる。その地獄のような世界に行くまで、少しだけモラトリアムを得ることになる。ちょっと前に発売した乃木坂の生田絵梨花さんの写真集のタイトルがインターミッションで、これは舞台で幕の途切れを意味するらしく、そんな気持ちである。インターミッション。自分の人生の第一部が学生生活だとして、第二部が社会人生活だとすると、その間のインターミッションが今日からほんのしばしの間になる。自由の身ではあるね。やりたいことをできる絶好の機会かもしれない。少し、立ち止まって、いろいろ考えてみてもいいね。就活がまだ終わらないから、そんなに自由にいろいろやることはできないのだけど、それでも少し気が楽になる。やっぱり大学に追われるのはなんだかんだ大変だし。この時間を得られる幸せを感じながら、ゆっくり生きていこうかと思います。

そして、せっかくの区切りなので、何かしようかなと思って、一人焼肉とか行って勝手にエモくなるやつでもやろうかなとか、自分へのご褒美的なノリでスイーツでも買おうかなとか考えたんだけど、ただ経験的に考えると虚しくなるだけだと予想できたので、なんとなくバイトを入れて、9時まで働いて帰った。でもそれだけだとそれもそれでちょっとつまんないなとも思ったので、何か区切りになることとでもしようと考えた。

そして、思いつきでいつも履いている靴を捨てた。そして以前に買ったけど、一回もまだ履いていない靴を出してきた。今の靴はもともと結構使い古してしまったというのもあるけど、過去と今日からを区別するために、学校から帰ってきて、そのまま捨てた。新たな一歩をまた踏み出すために。靴が変わっても、何も変わらないなんて、それは紛れもない事実なんだろうけど、時にはそういう合理主義的な発想を捨てて、少しエモーショナルな行動をしてみようと。新しい靴を履いて、新しい足音を響かせて、ゆっくりインターミッションに進んでみよう。そんなことを思う、最後であり、最初の日にした。では。

p.s.

嵐が解散したので、就活辞めて代わりに嵐になろうかなと思ってます